前回社労士の将来性について投稿しましたが、ならば行政書士の将来性はどうなんだろう?と思い、同様のデータを用いて予測しました。
簡単に解説します。
まあ一つの参考としてですが。
・行政書士の資格をとって意味あるのかなあ?税理士資格の方が良いのかなあ?と考えている方
・行政書士の市場ってどのくらいあるのか知りたい方
・行政書士の資格をとって、開業しても大丈夫なのか知りたい方
行政書士って、将来性あるのかなあ? 資格をとる意味あるのかなあ?
今回は社労士編の焼きまわしみたいになってしまいますが、それでも市場から推測し、行政書士の将来性を解説します!
行政書士の将来性
まず、結論から話しますと、
行政書士の将来性はあります。
行政書士の市場が伸びているからです。
とまあだいたい社労士の時と同じ様な結論となってしまいますが、
今回も一般的なデータを使用して解説して、解説にあたり比較するデータがあった方がわかりやすいと思い、税理士の市場データと比較して解説していきます。
行政書士と税理士の年間売上高・登録者数の推移
行政書士と税理士の年間売上高の推移
まず、行政書士と税理士の市場を比較する上で、年間売上高の推移をネットデータから見ていきます。
出典:e-Stat サービス産業動向調査 第6表 事業所・企業等の産業(詳細分類)別年間売上高(総数,1事業従事者当たり)及び従業上の地位別事業従事者数
上記の表を作成しました。
グラフからわかるのは、社労士の時と同じ様に税理士の市場規模の差ですね。
税理士の年間売上高は、行政書士の年間売上高の約42倍あります。
まあなんだかんだ言っても税理士の市場規模は格段に大きい。とにかく42倍ってどう言うこっちゃって感じです。
でも、市場規模関係なく行政書士を知っている人は多いのではと感じるのですが。
行政書士と税理士の登録者数の推移
前項行政書士と税理士の年間売上高から行政書士と税理士の市場の大きさと推移を見ました。
では、その市場(需要)に対する供給となる行政書士と税理士の登録者数を見ていきたいと思います。
出典元:月報 司法書士 2017.8
出典元:税理士制度|国税庁
出典元:税理士登録者数の推移について記録(令和2年より) | 高木誠税理士事務所 |熊本の税理士
税理士の登録者数は、行政書士の登録者数の約2倍となっています。
売上で見ると42倍なのに登録者数が2倍というのは、行政書士の登録者数って結構多い感じなのでしょうか?
行政書士と税理士の年間売上高と登録者数の関係
前項までで、行政書士と税理士の年間売上高と登録者数の数字と推移を見てきましたが、それだけでは、どの数字も全体的に伸びている、税理士の市場の方が格段に大きいぐらいしかわかりません。
ただ、年間売上高がいくら伸びても、市場(需要)に対する供給元である登録者数がそれ以上に増えていれば、供給過多となり美味しい市場ではなくなります。
よって、年間売上高を登録者数で割った数字(登録者一人当たりの年間売上高(=年収))の数字を作り、それを表にしました。
要するに、売上高が増えても登録者数がそれ以上に増えればこの数値は下がり、逆に売上高があまり増えなくても登録者数が増えていない又は減っていれば、この数字は増えていきます。と言うことで、需要と供給の割合度を表した数字となります。
でもこの数字だけでは、両方増えているなあとしかわからないので、
対前年増加率も計算しグラフにしました。
このグラフでわかる通り、対前年増加率では行政書士の方が増加しているということがわかります。
この対前年増加率を足し上げていくと、行政書士の増加率の方が税理士の増加率の約2倍上回ていることがわかります。
行政書士の登録者数/年間売上高の将来予測
前項のグラフから将来予測をすると、
ざっくりですが、予測ラインを引くと2030年には行政書士の登録者数/年間売上高が180万円ぐらいになることが予測されます。
まとめ
税理士は行政書士に対して、
年間売上高平均:約42倍
登録者数:約2倍
の市場規模がある。
しかし、
行政書士は税理士に対して、
登録者数/年間売り上高の対前年伸び率:約2倍
あり、
税理士より、行政書士の市場の方が伸びている。
よって、行政書士の方が将来性があると言えます。
行政書士は将来性があるのかを行政書士と税理士の市場から見てみました。ネットから検索できるデータに基づき計算した表になりますので、正確とは言い切れませんが、多少実態の一片を表していると思います。
あくまでも、参考数値となります。
参考になれば幸いです。
社会保険労務士です。
2022年9月に登録しました。
行政書士は登録準備中です。
まず副業から始めて、士業開業を目指していきます。
ブログも始めました。
士業を目指している方どうぞよろしくお願いします。
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